ワーママがフルタイムで復帰するメリット・デメリット

皆さんこんにちは。 フルタイムワーママのきみどりです。

きみどり

育休復帰時から時短制度を使わずにフルタイムで勤務していました!

復帰からもう少しで2年経ちますので、フルタイム復帰のメリット・デメリットや注意点をお伝えします!

ご参考までに、前提はこんな感じです。

前提(復職時の筆者の状況)

  • 管理部門の正社員、総合職
  • 大きめの企業
  • 子どもは1人
  • 通勤1時間ちょい
  • 時短は取れる環境だが、あえてフルタイム復帰
  • フルタイムだが、保育園送迎の都合上、残業は基本できない

では、さっそくいってみましょう!

フルタイム勤務のメリット

お給料が維持できる

一番の分かりやすいメリットは、やっぱりこれですよね!

月給もさることながら、意外とボーナスの差が大きいのです。 特にボーナス額の算出基準が「月給〇ヶ月分」の企業は、時短勤務とフルタイムでの金額差が大きく出てきます。

フルタイムで働いていると、減るのは残業代くらい。収入を減らさずに済むのはありがたいですね。

仕事のモチベーションが維持しやすい

仕事のモチベーションは人それぞれですが、昇進/昇格がひとつのモチベーションとなっている人も多いのではないでしょうか。その場合、フルタイムは時短と比較して有利だと思います。

時短勤務の場合は、(会社によっては)問答無用で昇給昇格が遠のくことがありますよね。しかし、フルタイムでは基本的にそういうことがありません。

残業できないことで評価に多少響く可能性はあれど、制度の上で不利になることはまず無いのです。残業してもしなくても、制度上は「フルタイム」という立場に変わりはないからです。
そのため、昇給や昇格を目標に頑張るという方にとっては、フルタイムの方がモチベーションを保ちやすいかもしれません。

「家事・育児は私がやらなきゃ」というプレッシャーから解放される

次は心理的な面でのメリット。
フルタイムという点では夫と同じなので、「家事・育児は私がやらなきゃ」という変なプレッシャーがありません。「私が家事しなきゃ」「送りも迎えも私が行かなきゃ」「息子が体調崩したら私が休まなきゃ」…全部ありません。
2人で残業していた妊娠前と同じように、「仕事が忙しくない方がやる」「元気がある方がやる」というのが基本スタンスです。

まあ、とはいえ夫も自分の仕事が忙しくなってくると

(それくらいママやっといてよ~…)

きみどり夫

みたいなオーラをガンガンに出してくるんですが(笑)それを

きみどり

いや、知らんし。

と一刀両断できるのは「私だってフルタイムで働いている」という自負があるからのような気がします。

これは夫婦の関係性によるところも大きいとは思うのですが、個人的には、時短だったら「時短の分、私が〇〇しなきゃ」と思ってしまって苦しかっただろうなと思います。 ある意味、夫と対等な気持ちでいられやすいというのは大きなメリットです。

フルタイム勤務のデメリットと対処法

残業発生しがち

本来は、「定時まで働ける=残業ができる」では決してないのですが、時短のように「絶対この時間になったら帰ります」ということがしづらい分、育児と両立させるには周囲の理解・協力が超重要になってきます。
皆さん最初は

残業できないって、そりゃそうだよ!わかってるよ!

同僚たち

と言ってくださるのですが、仕事が忙しくなってくると話は別。(涙) どうしても「フルタイムってことは残業もできるよね」という考えになってしまいがちです。

周囲に気を配りつつも残業を増やさないコツとしては、「〇時にはお迎えに行かないといけない」「残業は〇曜日にしかできない」等、自分が働ける時間をあらかじめ具体的に伝えておき、自分でも必ずそれを守ること。

私も最初は「基本は定時上がりですが、週1くらいなら残業できます」と言っていました。でも、「今日だけは延長保育頼むか…」「今週だけは週2残業するか…」と言っているうちになし崩し的に残業が増えていきました。

気を付けてほしいのは、少しでも自主的に残業してしまうと、周囲はそれが「当たり前」になってしまうこと。
残業するにあたって、あなたが夫とお迎えの予定を調整しているとか、本来は作ってあげられるご飯がコンビニ弁当になっていることとか、予定外の残業が色んな調整のうえに成り立っていることは、外からは全然見えないということを忘れずに。

POINT
自分で「残業しない」と決めたら、絶対しない!
身を切る思いで残業しても、周囲は「あ、残業たのんでいいんだ」としか思っていないかも?

もしあなたが残業しているときに「大丈夫?」と気遣う言葉をかけてくれる人がいるのならば、それは人に超~恵まれているか、自分で設定したルールを守った努力の賜物です。 それはそれで本当に素晴らしいし誇っていいものですが、決して当たり前ではないということを忘れずに!

体力的・時間的にキツい

こう言っちゃ元も子もないのですが、もうとにかく、フルタイムは体力的にも時間的にもきついです。

まず、産休/育休中と同じように家事をこなすことは絶対絶対絶対ムリです。 時短勤務者でも厳しいのですから、フルタイムじゃ無理オブ無理に決まってます。

それでも何とか家族で人間らしい生活を送るためには、夫の協力や時短家電の導入、場合によっては家事や料理の代行なども必要になります。

ちなみに我が家はホットクックでだいぶ救われましたが、それでもやはり家事にはある程度妥協はしなければなりません。

そういう体制構築ができないような状態、または家事・料理等の手抜きが自分で許せない性格だと、なかなかキツいと思います。

結局、フルタイムにしてよかった?

個人的な感想を言うならば、フルタイムでよかったです。

ただ、時短勤務の人と比べるとどうしても仕事を優先することにはなるので、万人におすすめできる選択肢でもないというのが正直なところです。

以下のような考え方(下)を持った人ならば、フルタイムを考えてみてもいいのかなと思います。

フルタイム向いてる度 診断チェックリスト

  • 仕事が好き
  • 転職や異動を視野に入れていて、少しでも多くスキルアップがしたい
  • 上司や同僚に理解があり、フルタイム=残業無制限 ではないと分かってもらえる
    または、分かってもらえる努力を惜しまない自信がある
  • 時間をかけるなら、断然、家事よりは仕事 だと思う
  • 今、将来の昇進がかかっている年齢や職位である
  • 少しでも早く昇給・昇進したい
  • フルタイムについて、夫の協力含めた体制づくりができそう

逆に、ワンオペ気味な人や、昇格を急がない人、家庭に時間を割きたいと思う人にとっては、フルタイムはおすすめできないかもしれません。

きみどり

ひとりひとりにあったフル/時短の選択ができるよう、心から願ってます!!!

以上、フルor時短で迷っている方に、少しでも参考になればうれしいです。

ではまた。

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