※口が悪い記事です
最近よく聞く「保険不要論」。
保険金がもらえる確率が低いならば、保険に入るより運用したほうがお得☆ミ というマジで論点勘違いも甚だしいアレです。
そんな中、解約返戻金が低い学資保険もチョイチョイやり玉にあがっているようなので、この記事では
そんなわけねえだろゴルァァァァ
という話をしていこうと思います。
なお私はいわゆる高マネリテの民ではなく、
きみどり
と思っているような奴ですが笑
新卒からずっと金融に携わる仕事はしており、また各種販売資格も持っている人間ではあります。
目次
学資くらいは無リスクで良いんじゃない?
学資保険反対派でよく言われるのが、返戻率が低すぎて、自分で運用した方がよいという話。
いやいやいやいやちょっと待てって。
これいつも思うんですけど、どうして学資金を投資で増やす前提なんですかね?
投資ってリスクを取る行為です。増えるかもしれない分、減るかもしれない。
資金に余裕のある人や、投資の出口戦略をよく練られる人ならいいと思いますが、
「なんか学資保険より効率いい方法があるんでしょ?」くらいの気持ちで学資金をジュニアNISAにブッ込むのは本当やめたほうがいいですよ。
最近人気の米国株も、リーマンショック時は資産は半分近くになっていますからね?
もちろん、それでも学資保険がいらない人というのもいます。例えば
裕福ワーママ
くらい余裕があり、かつ、リスクを理解したうえで「学資保険より投資の方が効率いいかな」と言う分には全然反対しません。
そう言える人って、かなり限られているとは思いますけどね。
保険は入れるうちに入っておきなよ
学資保険反対派でもうひとつ言われるのが
「資金拘束があるというデメリットの割に、保障が薄すぎ。学資は現金で普通に貯めて、保障は掛け捨て定期保険に入った方がいい」という点。
これについては、実は私も賛成です。…保険に入れるなら、ね。
まず学資保険が満期保険金がせいぜい200-300万円程度、しかも実質的にはその一部(未払込分)しか保障対象にしかならないので、確かに保障としては物足りないです。
これなら掛け捨てになっても、必要な額をきちんと保障しておきたいなというのはそれはそれで合理的です。
ただ、1つだけ言わせてください。
きみどり
何故私がこんなことを言っているかというと、いま、実際に私が定期保険に入るのに難儀しているからです。
実は私、復職して半年も経たないうちに、慣れないワーママ生活と合わない上司のダブルパンチで精神科のお世話になったのですよね。。。
精神科の通院歴があると、多くのケースで告知(*)が必要になります。
(*告知とは:「私は●年の●月頃に”うつ”と診断されて投薬されました」ということを保険会社に伝えること)
そうなると当然「(あくまで統計的には)通常の人より亡くなるリスクが高い人」という扱いになりますので、契約条件が不利になったり、最悪の場合、保険契約自体を断られたりしちゃう可能性があるのです。
「私はメンタル病むなんてありえないし、保険もゆっくり考えようかな」なーんて、思っていますか?
育児は想定外のことの連続。特に第一子の育児は思い通りにいかないことだらけですし、育児ならではの辛さもあります。
これまで心身ともに健康であった人でも、突然メンタル不調になってしまうことだって十分考えられます。
精神科のお世話になってから保険を検討するのでは遅いですから、元気なうちに契約しておきましょう。
もちろん、必要保障額をきちんと算出したうえで健康なうちに定期死亡保険に入ることができるならばベストです。
でも次点としては、あまり考えずに「とりあえず貯金感覚で学資入っておこうかな~、おまけ程度の保障は付くし」くらいな気持ちで学資保険を契約しておくというのは十分アリだと思うのです。
参考になればうれしいです!