【大手からの転職】年収が上がらない転職でも幸せになった話

みなさんこんにちは、大手金融機関から中堅金融機関への転職経験があるきみどりです。

今回はズバリ

転職で年収上がらなくても、幸せならいいじゃん

という話をしたいと思います。

特に大手企業から転職する方は

福利厚生とか考慮したら微妙に年収ダウンしそうだけど、それでもいいのかな…

大手サラリーマン

とか

生涯年収が減りそうだけど、後悔しないかな…

大手OL

なんて、お悩みの方も多いと思います。

でも、ひとこと言わせてもらいます。

きみどり

年収より大切なこと、いくらでもあるから!!(叫)

私は実際、現状年収維持+生涯年収ダウン見込み で転職をしましたが、今、超幸せなんです。

なので、今回は、高年収が幸せに直結しない理由2つと、年収が上がらなくても幸せに働けている理由をご紹介します!

大手企業からの転職を検討していて年収面で不安に思っている方には、特に助けになれると思います。よろしければお付き合いくださいませ。

※メガバン文化や転職について興味のある人はこちらの記事をどうぞ

メガバンクで働くということ -退職後の率直な感想-

年収で幸福度アップを狙うのはコスパが悪い

まず1点目。年収と幸福度の関係については既に様々な研究がなされていますが、「年収がある一定程度まで達してからは、年収が上がっても幸福度が上がりにくくなる」というのはもはや定説と言っても良いと思います。

※もちろん、日々の生活に困窮するレベルで低年収の方は除きます。地域や家族構成にもよりますが、概ね年収400~500万を超えたあたりの話をしていると思ってください。

年収は高いほうが幸福度は上がりやすいとはいえ、年収が上がれば上がるほど、追加で年収を上げるのも大変です。
その割には幸福度が上がらない=努力や時間のコスパが悪い という状況に陥りやすくなります。

さらに悪いことに…なんと年収アップの幸せは長続きしません。理由は簡単。人間ってすぐ幸せに慣れてしまうからです。
ある研究によれば、年収アップで幸福感が上昇するのは平均して1年間ほどとのこと。そこからは段々幸福度は下がっていき、3年もすれば元通りになるそうです。

このあたりのことは、詳しくはこちらの本に書いてあるので気になる方はどうぞ。

高年収がゆえに転職できなくなり、会社に依存しなければいけなくなる

2点目の理由は、最近話題の「自己選択」という観点から。

当たり前の話ですが、転職市場において、一般には年収が高い募集ほど狭き門です。

市場価値に比較して年収が高すぎる人の場合はなおのこと。
本人は「多くは望まない」というつもりで年収維持を望んだとしても、それだけで転職の選択肢が狭まってしまうかもしれません。

結果として転職できず、どれだけ嫌な上司や業務内容でもひたすら耐えて会社にしがみつくことに…

最近「FIRE(経済的自立と早期退職)」が話題になっていますが、高年収に釣られて会社の言いなりなのでは、FIREの完全逆バージョンですね。
経済的に会社に頼り切り、まさに生殺与奪を会社に握られていて自分に選択権が無いパターンです。控えめに言って地獄。

もちろん、「年収が低くなる転職であっても抵抗がない」という方には、上記のことは当てはまりませんので忘れてくださいね。
でも、以下のチェックリストに当てはまる方は気を付けてほしいです。

<年収が低くなる転職を許せないチェックリスト>
・年収自体に価値やプライドを感じている
・自分の市場価値は知らないが、なんとなく自分の年収は適正だと思う
・以前より年収は上がったけれど貯蓄額は増えていない(=お金が増えた分だけ使っている)

私が幸せに働ける理由:社風が合う!

ここまで、年収と幸福度はイコールではないよという話をつらつら書いてきましたが、私がいま転職して幸せな1番の理由は社風です。

社風のマッチは本当に重要

社風とはつまり会社全体の雰囲気や価値観のことですが、これが合うのと合わないのとでは働きやすさが全く違います。

社風なんて幻想でしょw部署の雰囲気なんて上司次第じゃん。

大手勤務の人

と思った方もいるかもしれませんが、それこそがまさに「何事も上司に合わせるべき」という社風ですからー!!!!

前職では実際に全てが上司次第でしたから、気持ちはよく分かります。それに、今も上司が変われば仕事の進め方くらいは多少変わりますよ。
しかし、「どうせ上司次第なのだから社風なんてどうでもいい」というのは大間違いだとは声を大にして言わせてもらいます。

「仕事で一番優先すべきことは何?」「何をしている人が評価される?」「転職者でも平等に評価される?」
という大きなことから、

「他部署に対して質問があるときはどうすればいい?」「上司の居ない話し合いでどれくらい意見を言っていい?」
という日常的なこと、

「定時に帰ると言ったときの周りの反応は?」「子どもが熱だして休むとき、どれくらい謝ればいい?(※地味に重要)」
というワークライフバランスに直結するところまで。

周囲と自分の考え方が合っているのと合っていないのとでは、ストレスが全然違います。

長い目で本当に馬鹿にならないので、社風はよく見極めることをおすすめします。

どうやって見極めればいい?

社風を見極めるためには、口コミサイトが便利です。実際私はopenworkに登録して、社員口コミを見まくってました。(ためになるのはもちろん、井戸端会議みたいで純粋に面白いのでおすすめです)

それから、転職の採用面接で正直に振舞って、「社風が合うところに採用してもらう」ことも大切だと思います。

私は今の会社の採用面接で「こういう状態には耐えられるが、こういう状態にはうんざりする」ということを本当に100%正直に言ったのですが、今の会社が「当社の社風に合う」と言って採用してくれたのでした。

あるいは、転職エージェントに相談するのも手です。例えばざっくり「監査系ってカッチリした雰囲気?」「外資はどう?」等、応募要項には載ってこない”大体こんな感じ”というのを教えてくれるので参考になると思います。


▲私が実際にハイパーお世話になったリクルートエージェントさんです

結論:年収を気にして転職を躊躇する必要は無い

社風の話でアツくなりすぎて結論迷子になりそうでしたが(汗)、結論として、転職にあたって年収はそれほど気にすべきところではない、という点を再度お伝えしたいと思います。

(もちろん、早期退職などの明確な目標が合って高収入を目指すという生き方もアリですが、この拙い記事をここまで読んでくださったということは、あなたはそういう方ではないのですよね)

転職を考えるということは、今の会社でキャリアを積むにあたって、何か思うところがあったのだと思います。
その気持ちに年収が多少下がるからという理由だけでフタをするのはもったいない!

最終的に転職するにせよ、しないにせよ、年収はまずわきに置いて、自分のキャリアや働き方についてとことん考えてみることをおすすめしたいです。

「じゃあ年収をわきに置いたとして、何を中心に考えればよいのか?」という点については、先にも挙げたこの書籍で明確に解説されているのでおすすめです。

今回は以上です。

これから一歩踏み出す人の力に少しでもなれたら嬉しいです!

ではまた。

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