※毒が多い記事です
先日、「給与で会社を選ぶ人とは働きたくない」とツイートした、ITコンサル会社の人事担当さんのアカウントが炎上したとかしないとか。
N社の人事Oさん
この会社さんは割と小規模なようで、個人的には
きみどり
っていうのが率直な感想です。
比較的小規模で常に資金繰りに余裕があるとは限らない中、給与や手当にうるさい社員を相手にするのは(本当は相手にすべきなんだけど)正直苦しいだろうし、せっかく育てた人間がよりよい給与を求めてサクッと転職してしまうようでは割に合わない。
でも、だからと言って、応募段階から蹴る必要ありますかね….?!応募してもらえないと給与以外の魅力をアピールする時間もないけど….?!
優秀な人材が「そうだ!私も給与で会社を選ぶ人とは働きたくない!この会社に応募しよう!!!!」って思ってくれるだろうという揺るぎない自信があるのでしょう。
ちょっと現実見えてないなって思いますけど素晴らしい愛社心ですね!!
はいみんな拍手~!!

ぱちぱちぱちぱち
この方に限らない話で、愛社心が強い人ほど
と思うものなのでしょうか。
私がかつて勤めていたいわゆるJTC(昭和の就職人気ランキング上位)でも、
JTCおじさん
という思想を感じることは多々ありました。
でも、その会社から若手がガンガン辞めているという話を聞き、いつまでも「自社を志望してくれる人材には事欠かない」と思っている組織は滅びてゆく運命にあるなあと感じでいます。
時代は変わっています。
大体、JTC代表のメガバンですら「優秀なら新卒でも1000万円出すぜ!」(ソース)って言い出す時代ですよ。優秀な人材の獲得競争はどんどん厳しくなるばかり。
おまけに、たいして優秀でなくたって、そもそも少子化で「日本語が普通に喋れる若手」の絶対数が減ってゆくのですよね。
もう、「会社の側が人を好きに選べる」という時代は終わっていると思うのです。
自分がどんなに会社を好きでも。自分がどんなに今の会社に入るのに苦労していたとしても。そんなの他の人には関係ないですからね。
私は人事畑でも採用権限のある管理職でもないので、こういう採用で他の方とお話しする機会はありませんが….少なくとも、今一緒に楽しく働けている同僚たちは本当に大切にしないといけないし、一緒に働けていることに感謝しないといけないなあと思いました。
今、同じ課で働いているメンバーは100%中途採用で、一度は自ら会社を辞めてきた方たちですから尚更ね。感謝感謝。
おしまい。
※念のため補足しておくと、私は「会社が求職者を選り好みできる時代は終わっている」とは思いますが、仕事では給与以外にも大切なことあるよねっていう考え方には私は賛成です。
